防音室のエアコン排水「勾配がない」時の解決策|水漏れさせないポリタンク・窓パネルの活用法

エアコン設置において「排水勾配(はいすいこうばい)」の確保は非常に重要です。通常、エアコン内部で発生した結露水は、重力を利用して屋外へ排出します。
しかし、「居室のエアコン穴が防音室内のエアコン取付け位置よりも高い位置にある」場合、排水勾配を確保することができません。
本記事では、排水勾配が取れない場合の具体的な解決策と、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
解決方法1:窓パネルや新規穴をあけて、勾配を確保する
基本的な解決策は、物理的に「水が流れるルート」を確保することです。
具体的な手段
- 壁への新規穴あけ:
最も確実ですが、賃貸物件や防音室の構造上、許可が下りないケースが大半です。 - 窓パネルの使用:
窓パネル(キャッチャー)を利用して排気・排水ルートを作ります。
注意点 窓パネルのデメリット
窓パネルは勾配確保に便利なツールですが、簡易的な構造であるため以下の懸念があります。
- どうしても窓枠との間に隙間が生じやすい。
- 防音性能や断熱性能(気密性)が低下するリスクがある。
解決方法2:ポリタンク排水
勾配が取れない場合の現実的な選択肢として、室内にポリタンクなどを設置し、溜まった水を定期的に自分で捨てる方法があります。
タンクを「防音室内に置く」か「防音室外に置く」かで、使い勝手が大きく異なります。
A. 防音室「内」に置く
メリット
- 水の溜まり具合が目視しやすく、捨て忘れを防げる。
- 水漏れ等の異常が発生した際、即座に気づける。
デメリット
- 1.5畳などのコンパクトな防音室では、足元のスペースが圧迫され窮屈に感じる。
- 排水ホースが室内を通るため、美観を損なう場合がある。
B. 防音室「外」に置く
メリット
- 防音室内を広く使え、居住性が向上する。
- 水を捨てる際、防音質内から持ち出す手間(扉1枚分の移動)が減る。
デメリット
- 普段目に入らないため、排水の確認を忘れやすい。
- 気づかないうちにタンクが溢れ、水漏れ事故に繋がるリスクがある。
最適な設置方法をご提案します
排水勾配の問題は、建物の構造や防音室のサイズ、お客様のライフスタイル(こまめなチェックが可能か、広さを優先したいか)によって正解が異なります。
ハコセンターでは画一的な工事ではなく、現場の状況とお客様のご希望を詳細にヒアリングした上で、リスクと利便性のバランスが取れたベストな選択肢をご提案しております。
お気軽にご相談ください!


